ここでは、過去に発行したメールマガジン「MAKEフラッシュ」のバックナンバーをご紹介いたします。
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MAKE フラッシュ
第13号 2002/11/14
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発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局
編集:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)MAKE事務局
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KMSJの中核研究会の一つである”MAKE”事務局からのお知らせです。
MAKEとは、Most Admired Knowledge Enterprises
の略称であり、英国
Teleos社の評価手法を用いて、Fortune500社などの一流企業のknowledge活
用状況を毎年評価する世界共通プロジェクトです。
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□ 目次
[MAKE研究部会の活動から]
◆いよいよ本日〆切!!MAKE−Japan調査
[学会からのお知らせ]
◆11/20に第1研究部会、第9研究部会主催による合同セミナー開催!!
◆国内のKMカンファレンス調査について協力のお願い
[MAKE部会メンバーの寄稿]
◆フランスKMクラブ交流会報告−鉄鋼企業ARCELOR社のKM
(第1研究部会長、国際部会、MAKE部会、
アメリカパテント大学 ナレッジMBAスクール 教授 山崎
秀夫)
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[MAKE研究部会の活動から]
◆ いよいよ本日〆切!!MAKE−Japan調査
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本年度MAKE−Japan(日本で最も称賛される知識企業)調査がいよいよ
本日11/14(木)18:00で〆切となります。
昨日までの回答数は以下の通りとなっています。
・インターネット(KM学会員):117件<昨年118件>
・郵送(公開企業経営者) :190件<昨年
94件>
・合 計 :307件<昨年212件>
MAKE−Japan調査は日本KM学会がテレオス社より翻訳権と実施権を
得て主催しており、過去2回の結果につきましては海外からの問い合わせも多く
「日本においてどのような企業がMAKEに選ばれたか」は世界中のKM関係者
の注目を集めるものとなっています。
また最終結果は2月に予定されている年次大会で発表され、合わせて受賞企業
の表彰式も執り行われることとなっております。
皆さまの一層のご支援、ご協力を是非ともよろしくお願い申しあげます。
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>>あなたが決める「日本で最も称賛される知識企業」を世界に向けて発信<<
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[学会からのお知らせ]
◆ 11/20に第1研究部会、第9研究部会主催による合同セミナー開催!!
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来る11/20(水)に第1,第9部会による合同部会をセミナー形式
で開催いたします。
本セミナーは第1部会と第9部会の人と知識の交流を目的として計画さ
れたものです。
その後第5研究部会(MAKE部会)から賛同および共催希望があり、
それなら今回に限りオープンな拡大部会としてもいいのではないかと言
う事になりました。
従って第1、第9合同分科会メンバーを基本とし、MAKE分科会から
の参加希望者を中心に参加を呼びかけますが、その他のKM学会員の方々
にもオープン参加を呼びかけたいと思います。
尚、参加希望者の連絡先は以下の通りです。
第9関係 柳田さん Kazuyuki.Yanagida@unisys.co.jp
第1関係とその他 杉浦さん tadashi_sugiura@nifty.com
日時:平成14年11月20日(水)18:30〜20:30
事例発表
1. ジョンソン エンド ジョンソンのナレッジマネジメント
2. 日本オラクルのナレッジコミュニテイを基本とした
企業ナレッジポータル
場所:インテリジェントロビールコ D会議室(63人収容可)
東京都新宿区揚場町2−1 軽小坂MNビル
TEL 3266-9311
※会場地図は以下のURLを参照して下さい。
http://www02.so-net.ne.jp/~kmsj/ruko.gif
【事例発表1】
ジョンソンエンドジョンソンのナレッジマネジメント
(同社ナレッジエンジニアリング室 小野崎さん)
ジョンソン・エンド・ジョンソンでは昨年末、企業ナレッジポータル
を立ち上げて、リレートークと言われる知識コミュニテイや学会発表な
どのセールスネタを中心に営業のKMを開始している。
同社の営業部隊は1−2ヶ月に一度しか顔を合わせない、SOHO形態を取っ
ており、ニックネームによる匿名のリレートークが中世の”ギルド”の
ようなお互い同士教えあう、役割を果たし始めている。そのような中で
中間管理職の役割が厳しく問われるなど、組織再編が始まろうとしてい
る。
【事例発表2】
日本オラクルのナレッジコミュニテイを基本とした
企業ナレッジポータル
(同社コンサルタント 砂金さん)
日本オラクルではこれまで赤の部屋、青の部屋など雰囲気のあるオフ
ィスつくりや顧客先に常駐している社員がいつでも”ワイガヤ”ができ
るよう変形机をおくなど主としてオフィスのレイアウトを中心にKMを実
施してきた。
今回企業ナレッジポータルを立ち上げ、プロジェクトの文書共有のよ
うな硬い領域とERPパッケージ担当がお互いにアドバイスを行うナレッジ
コミュニテイの立ち上げ、伝統的に入社二年目の女子社員が編集長を勤
める社内報の電子版を発行するなど柔らかい領域を組み合わせてKMの第
二段階を開始した。携帯パソコンとPHSを命綱とする社員は社内外の何
処からでも参加できる仕組みである。
◆ 国内のKMカンファレンス調査について協力のお願い
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日本ナレッジ・マネジメント学会では現在、日本でどのようなナレッジマネジ
メントのセミナー、会議、カンファレンス、研究会等が開催・実施されているか
を調査しています。
特にKM学会員の皆さまは、そうした機会に参加する、または情報が届くこと
も多いかと思われますため、お知りおきの情報を是非お寄せいただきたいと思い
ます。
なお、本調査は以下の項目で進めておりますが、分かるものだけで結構です。
11月いっぱい受け付ける予定ですので、皆さまのご協力をよろしくお願い申
しあげます。
<調査項目>
1、ナレッジマネジメント研究等の名称
2、日程
3、主催者
4、参加者
5、簡単な内容
6、開催場所
7、その他
<連絡先>
連絡先メールアドレス:tomtaka@be.mbn.or.jp
(日本KM学会・高梨専務理事宛)
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[MAKE部会メンバーの寄稿]
◆フランスKMクラブ交流会報告−鉄鋼企業ARCELOR社のKM
(第1研究部会長、国際部会、MAKE部会、
アメリカパテント大学 ナレッジMBAスクール 教授 山崎
秀夫)
10月22日にフランス大使館で行われたフランスKMクラブとの
交流会でのARCELOR社(世界一の鉄鋼会社)FRIGIERE氏より行
われた同社のKM実施状況の説明は、非常に興味深いものであった。
同社は2001年に多くの企業と合併して世界一の規模を誇る鉄鋼企業へと
成長した。現在11万人の社員を要し、フランス、スペイン、ルクセンブルグ
など多様性を特徴とする。現在新日鉄よりの依頼を受けて、欧州トヨタへ製品
供給を行っているそうである。今後世界の鉄鋼業は現在の自動車産業のように、
M&Aが更に加速しグローバル規模で集約されると認識している。
同社のKMプロジェクトの特徴は、全体が幾つかの部分に分かれており、
KMの方法論としては一律に決まったものをあてはめるのではなく、個々の
プロジェクトニーズごとに相応しい手法を活用している点にある。
1、溶鉱炉(blast furnice)のプロセス管理
課題は如何にして生産性を高めながら高い品質を保つかである。
溶鉱炉の品質管理に関しては徹底した人工知能によるエキスパートシステム
の手法を用いている。(同社ではナレッジエンジニアリングと呼んでいる。)
AIプログラムにより炉を一定の温度に保つなどの手法は我が国企業でも
見られるところであるが、同社の徹底振りは印象に残った。
また、溶鉱炉の専門家を集めてコミュニテイ・オブ・プラクテイスを
作っている。(AI技術とコミュニテイの組み合せは見事。)
2、 欠陥品データ-ベース(defective database)
具体的な失敗体験対策と考えられるのが欠陥品データ-ベース
(defective database)の作成、知識ベースおよび予想
モデル作成である。
欠陥品データ-ベースはmetallurgy(冶金)の領域で活用されている。
データ-ベースに登録されている実際の写真も見せてくれたが、表面の破損
など欠陥品を全て写真に取りそのときの状況を製造条件と共に ロット単
位で記録している。
欠陥品などが出た場合の検討結果はコミュニテイ・オブ・プラクテイスに
持ち込まれ知識共有されている。
社内のイントラネットを駆使して知識共有を行っている。
3、 世代間の製造現場ノウハウの移転
同社では現在製造現場の古い世代が大量に定年退職する時期を迎える一方、
若手に対する現場ノウハウの移転が不十分と言う問題が生じている。ノウハウ
移転現場の写真も見せてくれたが、古い世代と若い世代が共にヘルメットをか
ぶって徒弟制度宜しくフェースツーフェースで交流していた。これは我が国の
メーカーで行われている現場ノウハウの移転法とそっくりである。日本企業に
おける現場ノウハウ移転の問題がフランスにもあり、やり方も殆ど同じと言う
のは非常に興味深かった。
4、 アージェント・リクエスト
これは日本企業でも導入されているQ&Aコミュニテイである。例として
スペインの関連会社からネット上でヘルプの要請が来てそれに対してフランス
から経験に基づくアドバイスを行っていた。
これには掲示板を使うものやチャットを使うもの、テレビ会議を使うもの
電話での対応など色々考えられるが、スピードを要するものはネット上で対応
するとの事である。
現在の欧米企業では如何にグローバル規模でネットで社員同士を交流させて
知恵を出したりアドバイスを行うなどの試みがなされているが、同社も例外で
はない。
5、総論
これまでのように同社がフランスだけで展開する同質企業であればKMはそれ
程必要なかったが、欧州の多くの企業と合併して多様性を持つ企業となった今、
KMは必須の課題であるとの話は印象深かった。
同社のKMへのアプローチは、緊急度合い、対象となる知識の種類によって
フェースツーフェースあり、人工知能あり、ネット上のコミュニテイあり、
データーベースありと言う非常に柔軟なものであった。
同社曰く、”KMのアプローチ法はビジネス・コンテキストの数だけある。”
本当に欧州のKMは日本企業にとり参考になるものが多いと感じた。
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アメリカパテント大学 ナレッジMBAスクール
教授 山崎秀夫
PUAノホームページ http://www.patent-u.org/
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駿馬
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発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局(森田)
編集:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)MAKE事務局(川又)
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