ここでは、過去に発行したメールマガジン「MAKEフラッシュ」のバックナンバーをご紹介いたします。
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MAKE フラッシュ
第15号 2002/12/16
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発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局
編集:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)MAKE事務局
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KMSJの中核研究会の一つである”MAKE”事務局からのお知らせです。
MAKEとは、Most Admired Knowledge Enterprises
の略称であり、英国
Teleos社の評価手法を用いて、Fortune500社などの一流企業のknowledge活
用状況を毎年評価する世界共通プロジェクトです。
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□ 目次
[学会からのお知らせ]
◆第6回学会年次大会開催のお知らせ
◆新年度、第一回第1研究部会開催のお知らせ
[MAKE部会メンバーの寄稿]
◆まずはWで:流行語大賞から知の創造へ
(NECソリューションズ ITソリューションマーケティング事業本部
統括マネージャー 進 博夫)
◆第1・第9研究部会合同セミナー報告
(第1研究部会長、国際部会、MAKE部会、
アメリカパテント大学 ナレッジMBAスクール 教授 山崎
秀夫)
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[学会からのお知らせ]
◆ 第6回学会年次大会開催のお知らせ
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来る平成15年2月18日(火)に、第6回年次大会が東京コンファレンスセン
ターで開催される運びとなりました。
開催要領につきましては、以下のURLをご参照ください。
http://www.kmsj.org/schedule.htm
お問合せ先 日本ナレッジ・マネジメント学会事務局
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町3−1−10 田中ビル4階
TEL 03-3270-0020 FAX 03-3270-0056
kms@gc4.so-net.ne.jp
◆ 新年度、第一回第1研究部会開催のお知らせ
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学会からのお知らせです。来る1月22日(水)に第1研究部会が以下
の要領にて開催されます。今回は第1研究部会員以外の皆さまも参加でき
ますので、ふるってご参加ください。
1、第1部会開催日 平成15年1月22日(水) 18:30〜20:00
2、開催場所 インテリジェントロビールコ D会議室
東京都新宿区揚場町2−1軽小坂MNビル
TEL 03-3266-9311
※会場地図は以下のURLを参照して下さい。
http://www.kmsj.org/ruko.gif
3、講演者 住友生命相互会社 営業企画課 竹内さま
4、題名 住友生命の知識コミュニテイ事例
5、概要
住友生命では2001年秋より全社員13,000人の知識コミュニテイ
を立ち上げ、営業サポートを行っている。金融業における本格的な
KM事例を紹介する。
6、参加希望連絡先
副部会長 杉浦さん宛 tadashi_sugiura@nifty.com
※メールには「KM学会1月22日第1研究部会に参加希望」
と必ず明記してください。
7、その他
第1研究部会は新年度からテーマが魅力的な場合にはできるだけ拡
大形式で行いたいと思いますので、興味をお持ちの方は遠慮なくご参
加願います。
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[MAKE部会メンバーの寄稿]
◆ まずはWで:流行語大賞から知の創造へ
(NECソリューションズ ITソリューションマーケティング事業本部
統括マネージャー 進 博夫)
この場にはふさわしいのかどうか、いささかためらいながらも、いつもの皆
さんの記事とは少し違った切り口から、雑感に近い話を始めたいと思います。
さて、まずはWで、といっても、さすがにお酒の話ではありません。
12月3日に今年の流行語トップ10と、その中から大賞2つが発表されま
した。流行語大賞とは「現代用語の基礎知識」選による、正式には「日本新語
・流行語大賞」というのだそうです。
トップ10の中にはWの入った言葉が2つ、ダブルで選ばれましたね。一つ
は「W杯(中津江村)」、もう一つは「W受賞(言葉としてはダブル受賞)」
です。W杯は大賞に選ばれましたが、私が取り上げるのは、トップ10の「ダ
ブル受賞」の方、つまりノーベル賞の話です。
今年のノーベル賞は小柴昌俊さんと田中耕一さんのお二人が受賞され、この
ところ暗い日本で久しぶりの明るい話題でしたね。流行語大賞選考委員会によ
る選考理由は、難しくてみんなにわかるわけではない学問的業績の素晴らしさ
よりも、TV報道でもにじみ出ているお二人の人柄の故に国民的人気が沸騰し
て・・・、ということのようです。
その意味では、癒し系のナレッジエンジニア、田中耕一さんにより親しみを
感じる人が私の周囲では多いようです。その田中さんにフォーカスして、この
場にふさわしい『共創』と『独創』のダブルのキーワードで話を進めます。
特許をとってそのあと製品化したが大した成果も出なく、会社では埋もれて
いた技術とその開発者が、なぜ、ノーベル賞という形で大きく日の目をみたの
でしょうか。
田中さんは、85年に特許を出願し成立したが、質量分析計に関する特許を
すべて押さえていたら、こんなに普及しなかったのではないか、というような
ことを言っています。これは私にとってとても興味深いポイントでした。
一人、一社がこの技術をガチガチに固めなかったから、同様の研究をしてい
た研究者たちも成果を利用し普及し、発展させ、むしろ海外で花開いてより大
きな成果に結びついたということでしょう。
一方、大企業の論理から見れば、これはとんでもない、という評価になりそ
うです。関連特許も含め網羅的に権利を確保し、きちんと育てていけば、将来
の会社の利益に大きく貢献できたはず、などと・・・。
結果論では色々なことがいえますが、正直、大企業には多くの課題があるよ
うに思えます(もちろん私見で、そうではない会社も多くあるでしょうが)。
このような将来性のある技術を本当に内部評価が出来るのか、うまく育てられ
るのか、あるいはそれ以前に、そのような世界レベルで『独創』性のある技術
を育む場やプロセスの確保、が大きなテーマとなるかもしれません。知的資産
の囲い込みだけのスタンスでは、今後はますます難しくなりそうです。
マイクロソフト的一社覇権主義よりも、Linux的なオープンソース型のほうが
将来の発展性はあると考える人も多いでしょう。もっともマイクロソフトもバ
ルマーCEOが社会との協調路線を打ち出していますね。
今はインターネットの時代。そしてまた、自分だけで出来ることは限られて
います。囲い込みは死語になり、志を共にすることが出来る人たちと連携して、
より大きなことが出来る『共創』の時代に向かっているのでしょう。
さて、一方で田中さんが強調するのはチーム5人の同僚たちの貢献であり、
チームワークの勝利です。これも『共創』であり、メンバーが一人でも欠けて
はこの成果は生じなかったといいます。
しかし、ノーベル賞財団は、たとえ5人の共同研究の成果でも、そしてその
後の欧米の研究者による様々な研究成果の積み重ねがあっても、その中の最も
『独創』的な部分をアイデンティファイしてその成果をあげた個人に賞を贈る、
ということをやっているのです。最初に発見した人・発明した人を高く評価す
るそうです。ナレッジの源泉は創造力であり、あくまで『独創』性が趣旨なの
でしょう。
強い囲い込みをしなかった結果の世界レベルでの『共創』がナレッジとその
成果を大きくし、ノーベル賞は、権威や肩書きなどに全く関係なく、その中の
純粋な『独創』を見つけだして評価した、といえるのではないでしょうか。
ノーベル賞とまではいかなくとも、現在のようなパラダイムの大変化の時、
混迷の時こそ、あらゆる面でナレッジの源泉であるクリエイティビティを尊重
し育てる仕組みが求められていると感じます。
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◆ 第1・第9研究部会合同セミナー報告
(第1研究部会長、国際部会、MAKE部会、
アメリカパテント大学 ナレッジMBAスクール 教授 山崎
秀夫)
11月20日、第1・第9部会(MAKE部会協力)による合同セミナーが実施され、
30名が参加した。(オープン形式で実施)
題名 ジョンソンエンドジョンソンのナレッジマネジメント
同社 ナレッジエンジニアリング室長 小野崎耕平さん
題名 日本オラクルのナレッジコミュニテイを基本とした企業ナレッジポータル
同社 ソリューションコンサルティング本部 砂金信一郎さん
共に企業ナレッジポータルと知識コミュニテイを組み合わせた21世紀型の知識
コミュニテイを実施しており、非常にユニークな内容であった。
参加者からは非常な熱気が感じられた。
講演後の論点は、ジョンソンエンドジョンソンの場合、コミュニテイ・コーデイ
ネーターの活動が成功要因となっており、一方日本オラクルは知識を出したエンジ
ニアを認知し評価すると言う企業風土が成功要因となっている。この違いはどこに
あるのかと言った問題意識であった。
ネット上での知識コミュニテイ作りは欧米企業に比較して我が国企業は遅れてい
る点であり、両社の更なるKMの発展が期待される。
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[MAKEフラッシュ メールマガジン]
内容についてのご意見、ご感想などは以下のアドレスにお願いします。
学会アドレス:kms@gc4.so-net.ne.jp
発行:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)事務局(森田)
編集:日本ナレッジ・マネジメント学会(KMSJ)MAKE事務局(川又)
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